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2019年04月05日

フッ素について

こんにちは。歯科衛生士の彌本です。

今回はフッ素についてお伝えします。

フッ素は虫歯予防や初期虫歯の治療に使われるものです。虫歯予防にとって欠かすことのできないとても重要なものです。今回はフッ素塗布が虫歯を予防するメカニズムとフッ素塗布の方法や回数、自宅で行えるフッ素の使い方をお伝えします。是非、参考にしてください!!

1.歯を強くする

歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。

歯が強くなることによって、歯が溶け出す脱灰もしにくくなり初期虫歯の発生もしにくくなります。

特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、フッ素配合のハミガキ剤を使い、歯質強化に努めましょう。

2.初期虫歯を治す

歯は食事のたびにカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出し(脱灰)、唾液によって溶け出した成分を戻します(再石灰化)。このバランスが崩れた時に初期虫歯が始まります。フッ素塗布を行うことによって再石灰化が促進され初期の虫歯に多くのミネラルが吸収されて初期虫歯が治っていきます。

3.虫歯菌の活動を抑える

虫歯は虫歯菌の出した酸によって歯を溶かしていきます。フッ素塗布を行うと虫歯菌の活動が抑えられることによって、酸の量を減らし、歯が溶かされないようにして虫歯予防を行います。

フッ素の働き

~虫歯予防のフッ素塗布は3か月に一度が効果的~

歯医者でのフッ素塗布は高濃度のフッ素を3か月に一度行い、低濃度のフッ素を自宅で行うのが最も効果的です。高濃度のフッ素塗布によって歯に取り込まれたフッ素は徐々に減ってきます。自宅でフッ素を使うことによって減るスピードを少なくして、歯に取り込まれているフッ素の量を下げないようにして、虫歯を予防していきます。歯医者ではクリーニングを行い、フッ素がとりこみやすい状態にしてから、フッ素塗布を行います。30分は飲食を控えてもらい、十分フッ素が浸透するようにします。

・フッ素の中毒について

フッ素は大量にとると問題が起こることもありますが通常の量では大きな問題が生じることもなく、問題なく使用できる有効な成分といわれています。

通常の使用であればフッ素のアレルギー以外の中毒などの悪影響にさらされる可能性は著しく低いそうです。中毒量としては通常の10倍以上といわれています。

何か体に不具合がある場合は医院までご連絡ください。

*当院で販売しているおすすめの歯磨き粉*

・5歳までの子供用フッ素ジェル

商品名:チェックアップバナナ フッ素濃度:500ppm

・6歳以上から大人まで

商品名:チェックアップスタンダード フッ素濃度:1450ppm

商品名:チェックアップこども フッ素濃度:950ppm

フッ素はむし歯予防に効果的な薬用成分です。フッ素が高濃度であれば、よりむし歯予防効果は高まります。毎日のケアに正しく取り入れて強く丈夫な歯を目指しましょう!!

わからないことがあれば何でもご相談ください!(^^)!