小児歯科治療
目次 / CONTENTS
1. 子どもの歯医者で、このようなお悩みはありませんか?

お子さんのお口のことで気になることがあっても、すぐに歯医者へ連れて行く決断ができない親御さんは多いです。
- まだ痛がっていないから様子を見てもいいのか
- 泣いてしまったら迷惑ではないか
- 無理に治療されて、歯医者嫌いにならないか
実際、小児歯科ではむし歯(虫歯)治療そのものよりも、通院への不安を先にご相談いただくことがあります。
小さいお子さんにとって、歯科医院は知らない場所です。大きなライト、機械の音、診療台に座ること。大人にとっては当たり前でも、お子さんには怖く感じることがあります。
ただ、怖がるからといって受診を先延ばしにし続けると、むし歯(虫歯)が進行してしまい、結果的に治療の負担が大きくなることもあります。
だからこそ、痛みが出てからではなく、気になった段階で一度お口の状態を確認することが大切です。
歯医者を怖がって泣いてしまう
歯医者で泣いてしまうことは、決して珍しいことではありません。
特に初めての歯科医院では、診療室に入るだけでも緊張してしまうお子さんがいます。椅子に座れない、口を開けられない、泣いてしまう。親御さんとしては申し訳なく感じるかもしれませんが、そんなことはございません。
無理に治療を進めてしまうと、その場では終わっても、その後ずっと歯医者が苦手になってしまうことがあります。反対に、今日は診療台に座れた、今日はお口を見せられた、という経験を積み重ねることで、自分から通えるようになるお子さんもいます。
川名部歯科医院では、むし歯(虫歯)だけを見るのではなく、お子さんが将来も歯科医院に通えるかどうかまで考えて診療を進めています。
むし歯(虫歯)かどうか分からないけれど相談したい
お子さんのお口を見ていて、黒っぽい部分がある、穴が空いているように見える、でも痛がってはいない。
このような状態だと、すぐに受診すべきか迷われると思います。
実際、小児のむし歯(虫歯)は見た目だけでは判断しづらいことがあります。着色に見えても中で進んでいることもあれば、逆にむし歯ではなく汚れや色素沈着のこともあります。
特に乳歯は永久歯よりやわらかく、むし歯(虫歯)が進みやすい傾向があります。痛みが出ていないから大丈夫と思っていても、確認してみると治療が必要な状態になっていることもあります。
一方で、すぐに削る必要がない場合もあります。
だからこそ、むし歯(虫歯)かどうか分からない段階で受診することに意味があります。確認したうえで、治療が必要なのか、経過を見てよいのか、予防で対応できるのかを判断できます。
親御さんだけで見極めるのは難しい部分です。
気になるところがあるけれど受診するほどか分からない。その段階でも、一度お口の状態を確認してみることをおすすめします。
2. 歯医者嫌いにさせない小児歯科治療

小さい頃の治療経験が、その後の通院に影響することもあります。
一度怖い思いをすると、診療室へ入れなくなるお子さんもいます。
そのため、むし歯(虫歯)の進行だけでなく、歯医者そのものへの苦手意識が強くなることも見逃せません。
小さい頃に怖い経験をしてしまうと、その後の通院が難しくなることがあります。反対に、少しずつ慣れながら通えた経験は、将来の予防習慣にもつながります。
川名部歯科医院では、むし歯(虫歯)を治すことだけを目的にしていません。
お子さんが歯科医院を嫌な場所として記憶しないこと。親御さんが不安を抱えたまま治療を受けないこと。その両方を大切にしています。
いきなり治療を始めず、お子さんの気持ちに配慮して進めます
小さいお子さんは、大人のように治療の必要性を理解できるわけではありません。
- むし歯(虫歯)だから削る必要がある
- このままだと悪化する
- 今治した方がよい
そう説明されても、怖いものは怖いはずです。
その状態で何をされるか分からないまま治療が始まると、恐怖だけが残ってしまうことがあります。
だからこそ川名部歯科医院では、まず今のお口の状態を確認し、お子さんの様子を見ながら進めることを大切にしています。
もちろん、強い痛みがある場合や早めの処置が必要な場合は、優先順位を考える必要があります。ただ、毎回急いで治療することが正解とは限りません。
診療室に入る、椅子に座る、お口を開ける。
大人から見ると小さなことに見えるかもしれませんが、お子さんにとっては大きな一歩です。
治療そのものだけでなく、歯医者は怖い場所ではないという経験を積み重ねることが、将来のお口の健康にもつながっていきます。
保育士常駐・キッズスペース完備で通いやすい環境を整えています
小さいお子さんを連れて歯医者へ行くとき、親御さんが気になるのは治療だけではありません。
- 待っている間に泣いてしまわないか
- 子どもを連れて通えるか不安…
- 自分の診療中に子どもを見てもらえるのか
こうした不安があると、必要だと分かっていても受診しづらくなります。
川名部歯科医院では、保育士常駐やキッズスペースなど、小さいお子さん連れでも通いやすい環境づくりを大切にしています。
小児歯科では、治療技術だけでなく、通える環境が整っているかも重要です。どれだけ良い治療でも、通院そのものが負担になれば、予防や定期的な確認が続きにくくなります。
また、お子さんが歯科医院の雰囲気に慣れていくことも大切です。怖い場所ではなく、遊びに近い感覚で来られる場所になると、診療への抵抗が少しずつ和らぐことがあります。
親御さんだけで抱え込まず、通院に不安がある段階でもご相談ください。
3. 子供の歯の全て~治療から矯正まで

昔、歯医者さんはむし歯(虫歯)治療ができてから治療するために行くところでした。
昔のデータを紐解くと、未就学児の9割にむし歯(虫歯)があったという時代もありました。
なので、親世代は、歯医者さんは怖くて痛いところだったことも頷けます。とはいえ、今でも、年代によって違いますが、3~5割弱の子供にむし歯(虫歯)があります。
なってしまったむし歯(虫歯)は、まず治療をしましょう。川名部歯科医院では、まず治療、そしてむし歯(虫歯)にならないための「予防歯科」さらに大人になってより健康な生活を送るための歯並びのアドバイス、必要であれば「矯正歯科」を提案いたします。
もちろん、むし歯(虫歯)になっていない状態で、予防歯科から通っていただくことも大歓迎です!そうすると、歯医者さんは怖いところではなく、歯をきれいにしてくれるところという認識がお子さんの中にできます。
4. 子どものむし歯(虫歯)治療はどのように進む?

子どものむし歯(虫歯)治療と聞くと、
- 泣いてしまったらどうしよう
- 押さえつけて治療されないだろうか
そんな不安を感じる親御さんもいると思います。
実際、親御さんご自身が、子どもの頃の歯医者に怖い印象を持っていることも少なくありません。
だからこそ小児歯科では、ただむし歯(虫歯)を治すだけではなく、その後も通える経験になるかどうかが大切になります。
無理に治療だけを進めてしまうと、歯医者そのものが苦手になってしまうお子さんもいます。
反対に、少しずつ慣れながら通えた経験が、その後の予防習慣につながることもあります。
川名部歯科医院では、今どのようなお口の状態なのかを確認し、保護者の方にも説明したうえで、お子さんの様子を見ながら治療を進めています。
お口の状態確認・レントゲン撮影を行います
まず大切なのは、今のお口の状態を正しく確認することです。
目で見える範囲だけでなく、必要に応じてレントゲン撮影を行い、むし歯(虫歯)の進行具合や永久歯の位置、生え方などを確認します。
小さいお子さんの場合、親御さんから見て小さな黒い点に見えても、中でむし歯(虫歯)が広がっていることがあります。反対に、むし歯(虫歯)ではなく着色のこともあります。
つまり、見た目だけで判断するのは難しいのです。
また、乳歯の下では永久歯が準備をしています。乳歯のむし歯(虫歯)が大きく進行すると、永久歯や噛み合わせに影響する可能性もあります。
もちろん、必要のない検査を無理に行うことはありません。お子さんの年齢や状態、症状を見ながら判断していきます。
まず確認すること。それが、治療が必要なのか、予防でよいのか、経過観察でよいのかを判断する第一歩になります。
治療後は予防歯科へ進み、むし歯(虫歯)を繰り返しにくい環境を目指します
小児歯科で本当に大切なのは、治療が終わった後です。
むし歯(虫歯)を治しても、同じ生活習慣が続けば、またむし歯(虫歯)なります。特に小さいお子さんは、自分で磨き残しに気づくことが難しく、食習慣の影響も受けやすいです。
そのため川名部歯科医院では、治療が終わったら終わりではなく、予防歯科へつなげることを大切にしています。
フッ素塗布やシーラント、ご家庭での仕上げ磨き、食べ方やおやつの取り方など、むし歯(虫歯)を繰り返さないためにできることを一緒に確認していきます。
また、治療を頑張れた経験は、お子さんにとって大きな自信になります。
親御さんに褒めてもらうことで、歯医者への印象が少し変わることもあります。
痛くなったら行く場所ではなく、健康を守るために通う場所。
その感覚を小さい頃から持てるように、一度お口の状態を確認してみることをおすすめします。
5. 子供の歯に関して~どう治療するの?
その1 お口の中を拝見します

まずは、どのような状態なのかを診断します。
目で見る「視診」もしますが、レントゲンを撮ることで、まだ生えてきていない永久歯はどんな向きで生えてきているのか?などもチェックします。
その2 お父さんお母さんお子さんに状況を説明します

どんな治療をするのかわからないまま治療を始められるのは、子供も大人も、誰でも不安です。
まずは、どういう状況か?どう治療をしていくか?を知っていただくことが大事だと川名部歯科医院では考えています。
わからないこと、不安なこと、どんな小さなことでもご質問ください。
その3 治療をします

「どんな治療」を「どんな風に進めるのか?」がわかるだけでも、診察台に乗るときの不安は格段に減ります。
痛みを減らす麻酔も今は格段に進化しています。
→痛くないむし歯(虫歯)治療のページへ
お子さんの気持ちにも、痛くない治療にも、寄り添って治療を進めます。
その4 治療が終わりました~予防歯科へステップアップ

大人でも怖いむし歯(虫歯)治療を、最後までよくがんばって終わらせました。
親御さんから褒めてもらうのは、子供にとって何よりも嬉しいものです。
いっぱい、いっぱい、ほめてあげてください。
褒められた経験が、子供の自信になり、歯医者さんがイヤなところではなくなります。
すると、次の予防歯科へのステップが、すんなり進むのです。
6. 子どものむし歯(虫歯)予防で大切なこと

むし歯(虫歯)予防というと、歯磨きやフッ素をイメージされる親御さんは多いです。
もちろん、それも大事です。
ただ、毎日ちゃんと磨いていたのに…。そう言われる親御さんもいます。
小児歯科治療でお話を聞いていると、
- ジュースをちょこちょこ飲んでいる
- おやつの時間が決まっていない
- 寝る前に甘いものを食べる
そんな生活習慣が関係していることも少なくありません。
だから川名部歯科医院では、歯だけを見るのではなく、食べ方や生活習慣も含めて、ご家庭で続けやすい予防を一緒に考えています。
フッ素やシーラントを活用し、むし歯(虫歯)になりにくい環境を整えます
小児歯科では、むし歯(虫歯)予防の方法としてフッ素塗布やシーラントを行うことがあります。
フッ素は、歯の質を強くし、むし歯(虫歯)になりにくい状態を目指すために使います。特に、生えたばかりの乳歯や永久歯はまだ弱く、むし歯(虫歯)になりやすい時期です。
この時期に定期的なケアを行うことは、お口の健康を守るうえで重要です。
また、奥歯の溝は深く、歯ブラシが届きにくい場所です。そこに汚れがたまり、むし歯(虫歯)になるお子さんもいます。
シーラントは、その溝をあらかじめ埋めることで、汚れが入り込みにくい状態を作る予防処置です。
何もない歯に処置して大丈夫なのかと不安に思う親御さんもいらっしゃいます。
だからこそ、必要性を確認したうえで、お子さんの歯の状態に合わせて判断することが大切です。
ご家庭でも続けやすい予防習慣を一緒に考えます
小児歯科の予防は、医院だけで完結するものではありません。
むしろ、ご家庭での習慣が大きく関わります。
ただ、毎日完璧に仕上げ磨きをすることは簡単ではありません。お子さんが嫌がる日もありますし、忙しい日もあると思います。
だからこそ、理想だけを押しつけるのではなく、そのご家庭で続けやすい方法を一緒に考えることが大切です。
例えば、おやつの時間を決める。甘い飲み物をだらだら飲まない。寝る前の飲食を見直す。仕上げ磨きの姿勢を変える。
少しの工夫でも、お口の環境は変わります。
川名部歯科医院では、歯科医院での予防処置だけでなく、親御さんがお口の仕組みを理解し、ご家庭で実践できることも大切にしています。
7. 子供の歯の関して~どう予防するの?

具体的にはこのようなことをします。
その1 フッ素を塗ります
歯ブラシに配合されている、おなじみの物質です。
歯医者さんで塗るものは、歯医者さん仕様の濃度の高いものなので効き目も長持ちします。
また、生えたての歯は、乳歯・永久歯ともに、歯の一番外側であるエナメル質が弱く、むし歯(虫歯)になりやすいのです。
このときに塗っておくと、効果抜群です。
その2 シーラント
奥歯は溝が深いので、うまく歯磨きができず、むし歯(虫歯)になりやすい歯です。
ならば、先に埋めてしまおう!というのがこの「シーラント」です。
「なんでもない歯に、そんなことして大丈夫なのかしら?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
治療のときに使う白い材料「レジン」を使うので、歯に負担もかからず、目立つこともありません。
その3 歯の健康を保つためにどうやったらいいか?を「知る」
お子さんの歯の健康を保つのは、お父さんお母さんにとっては、何よりも大事な願いです。
健康を保つために、普段何に気をつけたらいいのか?
- 「甘いものを食べない」
- 「良く噛む」
という話は知っていたとしても「何でそうなのか?」という理由がわかっていなければ、忘れてしまいます。
「何でそうしなきゃいけないのか?」を一緒に学んでいきましょう。
お父さんお母さんが知っていることは、お子さんの知識として継承されます。
お父さんお母さんお子さんみんなに知ってほしい~こんな知識、大事です
Keyword 脱灰
「だっかい」と読みます。
歯は、体の中で一番硬い組織ですが「酸」によってカンタンに溶かされてしまいます。
口の中が酸の状態って、どんなときなのでしょうか?
食事をすると、酸性に傾きます。
甘いものの場合、それが顕著です。
酸性の状態が長く続くと、溶けてしまうのです。
それを「脱灰」といいます。
でも、安心してください。
よだれ(唾液)が中和して、再石灰してくれるのです。(もちろん歯磨き粉もその役割を担います。)
下の図は、「ステファンカーブ」といってその溶け出す様子を表したグラフです。
酸性の強いものを食べれば、再石灰化まで時間がかかり、さらにダラダラ食べは、再石灰化するタイミングを逃してしまうのです。
甘いものがだめなのではないのです。
口の中の仕組みを知った上で「いつ」「何を」「どうやって」食べていけばいいのか?を知ることが大事です。
そのことをお父さんお母さんお子さん、みんなで一緒に勉強していきましょう!
Keyword マイナス1歳からの予防歯科
赤ちゃんのお母さんから「歯医者さんはいつから来ていいの?」というご質問をよくいただきます。
正解は、マイナス1歳、つまり赤ちゃんがおなかにいるとわかったときからなのです。
これから生まれてくる可愛い我が子のために、まずはお父さんお母さんの虫歯や歯周病を取り除いておかなくてはなりません。
なぜ子供のむし歯(虫歯)と大人のむし歯(虫歯)が関係あるのでしょうか?
その理由は、むし歯(虫歯)も歯周病も、まわりの大人からもらってしまう「感染症」です。
なので、周りの大人がむし歯(虫歯)や歯周病でなければ、もらう心配がないのです。
実際に、子供が生まれてからはなかなか自分の用で歯医者さんに行くのはままならないものです。
そのことも含めて、ぜひ妊娠中に、お父さんお母さん揃って一度お口の環境の総チェックをされることをお勧めします。
子供の歯がむし歯(虫歯)になりにくくなるだけでなく、お父さんお母さんのお口の健康も保たれ一石二長です。
Keyword 感染の窓
実は、むし歯(虫歯)菌は、歯がないと生きていけません。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口にむし歯(虫歯)菌が入ったとしても、歯がないから生きていけません。
ところが、かわいい歯が生えてくると・・いよいよむし歯(虫歯)菌の生きられる環境が作られるということになるのです。
歯の生え始める時期から1年の間にむし歯(虫歯)菌がいないと、一生涯、むし歯(虫歯)菌の住みずらいお口の環境ができるのです。
歯磨きをあまりしなくてもむし歯(虫歯)にならないという人がいますが、この時期にむし歯(虫歯)の住めないお口の環境が出来上がっていた人が、これに当たります。
その時期が1歳半~2歳半、これを「感染の窓」といいます。
子供の歯に関して~歯並びのこと、どう判断するの?
- 「歯が重なって生えてきた」
- 「受け口が気になる」
でも、それでいいのか?どう判断すればいいのか?わからない・・そんなお父さんお母さんの話を良くききます。
そんな心配事は、迷わず川名部歯科医院にご相談ください。
軽く相談していただけれるだけでも結構です。
初期の相談料は無料です。
わからないで放っておいて手遅れになるほうが問題です。
なによりも、不安なままお父さんお母さんが過ごされること=お子さんにとっての不安になります。
親の気持ちは子供に伝わります。
お子さんのアゴの骨格も含めたところまでわかる「セファロ」というレントゲンが川名部歯科医院にはございます。
これはお子さんが将来どんな歯並びになるかの指針がわかる、とても心強い助っ人です。
ぜひ一度、ご相談くださいませ。
子供の歯に関して~矯正ってどういう場合にするの?しなくちゃいけないの?
矯正は、歯並びをきれいにするための手段、つまり、見た目の問題と捉えている方がまだまだ多いのが現状です。
でも、実は、見た目の問題も大事ですが、他にも矯正をするとよくなることがあるのです。
矯正して良くなること4つ
- 良く噛めるようになる 歯の噛みあわせが悪いと、物がうまくかめません。噛めないまま飲み込んでしまうことで、胃腸に負担がかかり、消化吸収がわるくなります。
- 歯磨きがカンタンになる がたがたの歯並びの方の悩みは、うまく歯が磨けないということです。それを一生やっていくとなれば、どうしても磨き残しができやすく、虫歯や歯周病になるリスクは、歯並びのいい人に比べると格段にあがります。
- 不定愁訴(頭痛・肩こり等を含む)が起きずらくなる 噛みあわせがよくなったことで、肩こりが治るケースがあるのです。かみ合わせは全身のバランスに影響を与えるからです。
- しゃべる発音がクリアになる サシスセソがうまくいえてない、その理由が歯並びが原因なこともあります。歯が舌の動きを邪魔するため、うまくいえないのです。
8. 歯磨きだけでは防ぎきれないむし歯(虫歯)

毎日歯磨きをしているのにむし歯(虫歯)になってしまった。
このようなご相談は、小児歯科で実際にあります。
親御さんとしては、ちゃんと磨いているのになぜ、と不安になると思います。
ただ、むし歯(虫歯)は歯磨きだけで決まるものではありません。
お口の中では、食事のたびに歯が酸の影響を受けています。その後、唾液の働きで修復される時間があります。このバランスが崩れると、むし歯(虫歯)になりやすい状態が続いてしまいます。
だからこそ、歯磨きに加えて、食べ方や飲み方を見ることも重要です。
脱灰と再石灰化を知ることがむし歯(虫歯)予防につながります
歯は硬いものですが、酸によって少しずつ溶けます。
食事や甘いものを食べると、お口の中は酸性に傾きます。その状態が長く続くと、歯の表面が溶けやすくなります。
これが脱灰です。
一方で、唾液にはお口の中を中和し、歯を修復しようとする働きがあります。これが再石灰化です。
つまり、お口の中では、歯が溶ける時間と修復される時間が毎日繰り返されています。
ここで見落とされやすいのが、食べる回数と時間です。
甘いものを食べること自体だけが問題ではありません。だらだら食べ続けることで、お口の中が酸性の時間が長くなり、再石灰化するタイミングを逃しやすくなります。
むし歯(虫歯)を防ぐには、何を食べるかだけでなく、いつ、どのように食べるかも確認する必要があります。
食べ方・飲み方・だらだら食べがお口の環境に影響します
実際にむし歯(虫歯)ができやすいお子さんを見ていると、生活習慣にヒントがあることがあります。
- ジュースやスポーツドリンクを少しずつ飲んでいる
- おやつの時間が決まっていない
- 寝る前に甘いものを口にする
- 食べ物が長くお口の中に残っている
こうした習慣が続くと、歯磨きをしていてもむし歯(虫歯)のリスクが高くなることがあります。
もちろん、甘いものをすべて禁止する必要はありません。
現実的には、食べる時間を決める、飲み物を見直す、食後のケアを習慣にするなど、できることから整えていく方が続きやすいです。
川名部歯科医院では、むし歯(虫歯)を削るだけでなく、なぜむし歯(虫歯)になったのかをご家庭と一緒に確認していきます。
むし歯(虫歯)を繰り返している場合は、一度食習慣も含めて見直してみることをおすすめします。
9. 小さい頃のお口の環境について

赤ちゃんの歯が見え始めて、そろそろ歯磨きかな、歯医者かな、と考え始める親御さんは多いです。
もちろん、歯が生えてからのケアは大切です。
ただ、小児歯科の現場では、それより前からご家庭のお口の環境が影響していると感じる場面があります。
お子さんのお口の健康は、お子さんだけで守るものではありません。
周囲の大人のお口の状態、食習慣、生活リズム、通院習慣。そうした積み重ねが、将来のお口の健康につながります。
マイナス1歳から始める予防という考え方があります
川名部歯科医院では、マイナス1歳からの予防という考え方を大切にしています。
これは、赤ちゃんが生まれてからではなく、お腹の中にいる時期から予防を意識するという考え方です。
お子さんのむし歯(虫歯)は、親御さんや周囲の大人のお口の環境とも関係します。
むし歯(虫歯)や歯周病は、細菌が関わる病気です。生まれてくるお子さんのためにも、ご家族のお口の状態を整えておくことは大切です。
また、出産後は育児が中心になり、親御さん自身の歯科受診が後回しになりやすいです。
だからこそ、妊娠中や出産前の段階で、一度お口の状態を確認しておくことをおすすめしています。
お子さんのための予防は、ご家族のお口の健康を見直すことから始まります。
むし歯(虫歯)菌が住みつきやすい時期があります
お子さんのお口の環境を考えるうえで、感染の窓という時期も大切になります。
歯が生える前の赤ちゃんのお口には、むし歯(虫歯)菌が定着しにくい状態です。
しかし、歯が生え始めると、むし歯(虫歯)菌が住みつきやすい環境ができてきます。
特に1歳半から2歳半頃は、お口の環境が大きく変わる時期です。
この時期の生活習慣や周囲の大人のお口の状態が、その後のむし歯(虫歯)リスクに関わることがあります。
もちろん、神経質になりすぎる必要はありません。
ただ、
- だらだら食べを減らす
- 家族のお口の状態を整える
- 早めに歯科医院へ慣れておく
そうした積み重ねが、お子さんのお口を守る力になります。
むし歯(虫歯)ができてから慌てて治療するより、むし歯(虫歯)を作りにくい環境を早めに整える。
そのためにも、小さい頃から定期的にお口の状態を確認していくことをおすすめしています。
10. お子さんのお口のことで気になることはご相談ください

小児歯科では、むし歯(虫歯)があるかどうかだけが相談内容ではありません。
- 歯磨きがうまくできない
- 仕上げ磨きを嫌がる
- 歯医者を怖がる
- おやつの与え方が不安
- 黒いところがあるけれどむし歯(虫歯)か分からない
このような段階でご相談いただくこともあります。
親御さんだけで判断しようとすると、様子を見すぎてしまうこともあれば、逆に必要以上に不安になってしまうこともあります。
まずは、今のお口の状態を確認することが大切です。
歯医者嫌いにならないか不安な方もご相談ください
歯科医院で泣いてしまう、診療台に座れない、口を開けてくれない。
そうした状態でも、まずはご相談ください。
小児歯科では、治療をする前に、医院の雰囲気に慣れることが必要な場合があります。
- 今日はお口を見るだけ。
- 今日は椅子に座るだけ。
- 今日は器具を見てみるだけ。
そのような段階を踏むことで、少しずつ通えるようになるお子さんもいます。
歯医者嫌いにならないためには、無理に進めすぎないことも大切です。
ただし、痛みがある場合やむし歯(虫歯)が進んでいる場合は、必要な対応を早めに考える必要があります。
怖がるから行かない、ではなく、怖がるからこそ早めに慣れる機会を作る。
その判断材料として、一度ご相談いただければと思います。
気になる症状が小さいうちに確認することが大切です
小児のむし歯(虫歯)やお口の変化は、早めに確認できるほど選択肢が広がります。
小さなむし歯(虫歯)であれば、治療の負担を抑えやすい場合があります。むし歯(虫歯)ではないと分かれば、親御さんの不安も軽くなります。
反対に、痛みが出てからの受診では、治療回数が増えたり、お子さんの負担が大きくなったりすることがあります。
気になるけれど、まだ行くほどではないかもしれない。その迷いがある段階で確認することが大切です。
川名部歯科医院では、むし歯(虫歯)治療だけでなく、予防やご家庭でのケアまで含めてお話ししています。
お子さんのお口のことで少しでも気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。