インプラント
目次 / CONTENTS
1. インプラント治療をお考えの方へ

歯を失ったあと、インプラントを考え始めても、なかなか一歩を踏み出せない方は少なくありません。
実際の診療でも、手術は痛くないのか、費用はどのくらいかかるのか、治療後の手入れは大変ではないのか、といった不安の声を伺うことがあります。
確かに、分からないことが多い状態では、不安になってしまうのも無理はありません。
だからこそ川名部歯科医院では、まず患者さんが抱えている疑問や不安を整理しながら、本当にインプラントが合っているのかを一緒に考えることを大切にしています。
インプラントは、失った歯を補うための選択肢の一つです。
ただ、歯を失ったからといって、すべての方にインプラントが最適とは限りません。
お口の状態や骨の量、噛み合わせ、生活スタイルによって、合う治療方法は変わってきます。
大切なのは、治療方法の名前だけで決めるのではなく、今のお口の状態に合った方法を考えていくことです。
しっかり噛める状態を取り戻すことは、毎日の食事や会話のしやすさにもつながっていきます。
抜けた部分を補い、また無理なく食事を楽しめる状態に近づけるよう、お手伝いが出来れば幸いです。
2. インプラント・入れ歯・ブリッジの違い

表
※自費治療は確定申告で「医療費控除」の対象となります。
また、川名部歯科医院では「歯牙(しが)移植」をすることもできます。(ただし、条件があり、精密な検査が必要です)
どんな方法がベストなのか?ご提案いたしますので遠慮なくご相談ください。
3. インプラント治療で後悔しやすいケース

インプラントを検討される方の中には、歯が抜けたままでは不便だから早く治したい、しっかり噛めるようになりたい、と考えて来院される方が多くいらっしゃいます。
ただ、診療でお話を聞いていると、思っていた治療と違った、もっと早く聞いておけばよかった
そう話される場面もあります。
インプラントは、失った歯を補う方法として、しっかり噛みやすさを回復しやすい治療です。
ただ、すべての方に同じように合う治療ではありません。
見た目だけでなく、治療期間、費用、術後の管理、生活スタイル
そうした部分も含めて考える必要があります。
後悔につながりやすいのは、手術そのものより、始める前の認識のズレです。
だから川名部歯科医院では、インプラントを急いで決めるのではなく、まず今のお口の状態を整理し、患者さん自身が納得した上で進めることを大切にしています。
費用や治療期間を十分に理解しないまま進めた場合
インプラント治療で後悔につながりやすいケースとして、費用や治療期間を十分に理解しないまま進んでしまうことがあります。
特に、見た目だけで判断してしまうと、治療が始まってから想像とのギャップを感じやすくなります。
例えば、インプラントは歯を入れたらすぐ終わると思っていた、数回で完了すると思っていた、という認識で来院される方も少なくありません。
しかし実際には、骨の状態確認、CT撮影、手術、治癒期間、被せ物の調整など、段階を踏みながら進めていく治療です。
お口の状態によっては、数ヶ月単位で期間が必要になることもあります。
また、費用についても、単純にインプラント本体だけでは判断できません。
骨の状態によって追加処置が必要になる場合もありますし、被せ物の種類によっても変わってきます。
診療をしていると、最初に聞いていた金額だけをイメージしていた、というケースは珍しくありません。
確かに、費用は気になる部分だと思います。
無理に進める必要はありません。
ただ、安いか高いかだけで比較してしまうと、治療内容や診断体制の違いが見えにくくなることがあります。
そのため川名部歯科医院では、治療を始める前に、どこまで治療が必要なのか、どのくらい期間がかかる可能性があるのか、現在のお口の状態を踏まえてご説明しています。
インプラントは、入れれば終わりの治療ではありません。
だからこそ、始める前の理解がとても大切になります。
治療後のメンテナンスが続けられなかった場合
もう一つ、長く使っていく中で差が出やすいのが、治療後のメンテナンスです。
インプラントは人工物なので虫歯にはなりません。
ただ、周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることがあります。
特に注意したいのが、インプラント周囲炎です。
症状が進行すると、歯ぐきの腫れ、出血、違和感が起こり、支えている骨が減ってしまうこともあります。
怖がらせたいわけではありませんが、診療でも、入れた後に全く通院しなくなってしまい、トラブルが大きくなってから来院されるケースはあります。
診療でお話を聞いていると、定期的にメンテナンスを受けながら長く安定して使われている方も多くいらっしゃいます。
ここで大切なのは、特別なことをするというより、治療後もお口の状態を確認し続けることです。
歯磨きのクセ、噛み方、歯ぎしり、生活習慣によっても負担は変わります。
川名部歯科医院では、インプラントを入れること自体より、その後も長く使っていけるかを重視しています。
そのため、手術前の段階から、治療後に必要になるケアや通院についてもお伝えしています。
もし、自分にインプラントが合うのか迷っている、入れ歯やブリッジとの違いも含めて考えたい、という場合は、まずは現在のお口の状態を確認してみることをおすすめします。
治療方法を無理に決める必要はありません。
今の状態に合った選択肢を知った上で判断することです。
4. インプラント手術が不安な方へ

歯を入れたい気持ちはあるけれど、手術と聞くと怖くなる。
インプラント相談では、この段階で止まっている方がかなり多い印象です。
特に、抜歯で大変な思いをした経験がある方や、歯科治療そのものに苦手意識がある方ほど、不安が強くなりやすい傾向があります。
相談時には落ち着いて話されていても、手術日が近づくにつれて緊張が強くなることは珍しくありません。
考え始めると怖くなる。音を想像してしまう。
本当に自分に耐えられるのか不安になる。
こうした気持ちは、ごく自然なものです。
怖さを抱えたまま無理に治療を進めてしまうと、途中で通院自体が負担になってしまうこともあります。
だからこそ川名部歯科医院では、インプラントを入れることだけではなく、不安を減らした状態で治療を受けられるかも重視しています。
特に、痛みや音への恐怖が強い方は、事前にその不安を整理しておくことが大切です。
手術中の痛みや音が怖いと感じる方へ
インプラント治療への不安は、人によってかなり違います。
痛みそのものが怖い方もいれば、機械音や振動が苦手な方、口を長時間開けていることに緊張してしまう方もいらっしゃいます。
診療の中でも、説明を聞いている時は平気そうだったのに、手術日が近づくにつれて怖くなってきた、というお話はよくあります。
中には、前日から眠れなかったという方もいらっしゃいました。
ただ、ここで知っておいていただきたいのは、インプラント治療は、ただ痛みを我慢する治療ではないということです。
例えば、局所麻酔だけでも処置自体は可能ですが、強い緊張状態が続くと、小さな音や振動にも敏感になりやすくなります。
その結果、必要以上に疲れてしまったり、体感時間が長く感じることもあります。
逆に、緊張が和らいだ状態だと、思ったより怖くなかった、もっと早く相談すればよかった、と話される患者さんも少なくありません。
怖がりだから恥ずかしい、我慢しないといけない、と考える必要はありません。
痛みが不安なのか、音なのか、手術という行為そのものなのか、まずは、どこに怖さを感じているのかを整理するだけでも、治療への向き合い方は変わってきます。
静脈内鎮静法による負担を抑えた治療について
川名部歯科医院では、手術への不安が強い方に対して、静脈内鎮静法を併用した治療にも対応しています。
点滴から薬を入れていく方法で、ウトウトした状態のまま処置を受けられる麻酔方法です。
完全に意識がなくなる全身麻酔とは異なりますが、緊張感が和らぎ、周囲の音や時間経過をあまり気にせずに治療を受けられる方が多くいらっしゃいます。
これまでにも、気づいたら終わっていた、思っていたより怖くなかった、途中の記憶がほとんどない、という感想をいただくことがあります。
特に、歯科治療への恐怖心が強い方や、長時間の処置が苦手な方にとっては、治療へのハードルを下げるきっかけになることがあります。
また川名部歯科医院では、歯科麻酔を専門とする歯科医師と連携しながら、患者さんの体調や既往歴を確認した上で対応しています。
もちろん、すべての方に静脈内鎮静法が必要というわけではありません。
ただ、怖さを我慢しながら受けるしかない、と思い込んでいる方は意外と多い印象があります。
インプラント治療は、歯を入れることだけでなく、治療を受け続けられる状態を作ることも大切です。
もし、手術への不安が理由で治療を迷っている場合は、まずは今感じている不安を整理するところから始めてみてください。
治療方法だけではなく、どのような形なら受けられそうかを確認していくことも、大事な判断材料になると思います。
5. インプラント治療が難しいと言われた方へ

他院で難しいと言われたので、もう相談しても無理だと思っていました。
インプラントの相談では、そのようなお話を伺うことがあります。
骨が少ない、持病がある、インプラントを入れる場所が難しい。
そう説明を受けると、そこで気持ちが止まってしまうのも無理はありません。
ただ、そこで終わりにしてしまう前に、一度だけ確認していただきたいことがあります。
インプラント治療は、できる・できないを一言で決める治療ではありません。
骨の状態、噛み合わせ、お口全体の環境、持病の状態、服用しているお薬。
こうした条件を一つずつ確認した上で、どこまで治療が可能かを判断していきます。
そのため、以前難しいと言われた場合でも、検査内容や診断方針が変わることで、治療の選択肢が見えてくることがあります。
もちろん、無理にインプラントをすすめることはありません。
ただ、最初の説明だけで可能性を閉じてしまうのは、少しもったいないケースもあります。
特に、歯を失ってから時間が経っている方ほど、骨や噛み合わせの状態が変化していることがあります。
今のお口の状態を改めて確認することが、次の判断につながります。
骨が少ない・持病がある場合の判断について
インプラント治療では、歯を支えている骨の状態が非常に重要になります。
インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込む治療です。
そのため、骨が大きく減っている場合、そのままでは安定が難しいことがあります。
歯を失ったまま長期間そのままになっていた方や、入れ歯を長く使用していた方では、骨が痩せているケースも少なくありません。
ただ、骨が少ないからといって、すぐにインプラントができないと決まるわけではありません。
CTで骨の状態を細かく確認してみると、実際には埋入できる可能性が残っていることもあります。
また、埋入する位置や本数、治療計画の立て方によって、負担を抑えながら進められるケースもあります。
ここは、レントゲンだけで判断するのか、CTまで含めて確認するのかでも変わってくる部分です。
相談時には難しいと言われて不安そうだった方が、検査後に治療方針が整理できて、表情が変わる場面もあります。
また、持病がある方も、すべてインプラント不可になるわけではありません。
例えば、糖尿病、高血圧、骨粗しょう症などで通院中の方でも、現在の体調や服薬状況によっては治療可能なケースがあります。
一方で、無理に進めない方が良い状態もあります。
そのため川名部歯科医院では、お口の中だけではなく、全身状態も含めて確認した上で判断しています。
インプラントは、入れること自体が目的ではありません。
その後、長く安定して使える状態を作れるかまで考える必要があります。
他院で難しいと言われたケースでもご相談ください
他院で難しいと言われた場合、その時点で治療そのものを諦めてしまう方もいらっしゃいます。
ただ、診療をしていると、本当に治療が難しかったケースだけではなく、診断条件や設備の違いによって判断が分かれていたケースもあります。
例えば、骨の状態確認が十分にできていなかったり、難症例への対応範囲が医院ごとに異なることもあります。
また、患者さん自身が、もう無理だと思い込んでしまい、相談自体を控えてしまっているケースもあります。
ただ、一度状況を整理してみることで、現在のお口の状態に合った方法が見えてくることもあります。
もちろん、必ずインプラントができるとは限りません。
ただ、インプラント以外の方法も含めて、どのような選択肢があるのかを知った上で判断することは大切です。
特に、入れ歯が合わずに困っている方や、噛みにくさで食事が負担になっている方は、現在のお口の状態を一度確認してみることをおすすめします。
今のまま我慢を続けた方がいいのか、別の方法が考えられるのか。
その整理をするだけでも、治療への不安は変わってくると思います。
6. インプラント治療で重視している4つのポイント

インプラントはとても専門性の高い治療です。
安心してインプラント治療を受けていただくために、川名部歯科医院では4つのポイントがあります。
- 1川名部歯科医院の院長は日本口腔インプラント学会の「専門医」です1. お口の中を拝見します
インプラント学会での発表
⇒院長インタビューへ
「専門医といわれても、何のことかわからない・・」
わかりやすく言うと、専門医は「先生に教える先生」です。
インプラントにしようと思ったけれど、出来ないといわれてあきらめていた方、一度ご相談下さい。
インプラントはとても専門性の高い分野です。
もちは餅屋、インプラントはインプラント専門医に頼むのが間違いありません。 - 2川名部歯科医院のインプラントは寝ている間に終わります
川名部歯科医院には、日本に1200人しかいない「歯科の麻酔医」の先生がいます。
麻酔は専門性の高い分野です。
⇒麻酔医インタビューへ
専門家に任せれば、こんなに安心できることはありません。
川名部歯科医院では「静脈内鎮静法」という麻酔ができますので、それをすると寝ている間に終わります。
術中に聞こえてくる音も知らないままでいられるので、怖くありません。
また、痛み止めもあわせて点滴できるので、術後の痛み対策も万全です。 - 3歯を支えている骨の診断に必須な「CT」があります3. 歯を支えている骨の診断に必須な「CT」があります
3. 歯を支えている骨の診断に必須な「CT」があります
歯を支えている骨を「歯槽骨」といいます。
インプラントはこの「歯槽骨」に打つので、状態を細部まで診断しなくてはなりません。
いくらいいインプラントを使っても、土台となる「歯槽骨」がグラグラではいいインプラントは打てません。
土台がどんな状態か?を細部までしっかり確認できるCTは、インプラントの成功には、絶対必要な機械です。
ちなみに、CTは三次元、3Dで歯と歯の骨の状態を診ることができます。 - 4他院で行ったインプラントのご相談も承ります
引越しや転勤、もしくはインプラントのことで困っているのに誰にも相談できないという患者さんもいらっしゃると思います。
基本は、インプラントを施術した医院で診てもらうのがいいのですが、歯の事全般の困っていること解決するのが川名部歯科医院の役割です。
院長はインプラントの専門的な知識があり、そのような相談も受けてまいりました。
お悩みの方は、一度ご相談ください。
7. インプラント以外の治療方法について

歯を失った場合、 必ずインプラントを選ばなければいけないわけではありません。
診療をしていると、 インプラントしか方法がないと思っていました、と来院される方は少なくありません。
ただ、 お口の状態や生活環境によっては、別の治療方法の方が合っているケースもあります。
例えば、外科手術への不安が強い方。
持病や服薬の関係で慎重な判断が必要な方。
治療期間や費用面を踏まえて考えたい方。
インプラントにはメリットがありますが、それだけで治療方法を決めてしまうと、あとから負担を感じてしまうことがあります。
中には、歯を入れることだけに意識が向きすぎて、治療後の管理や通院の負担までイメージできていなかった、というケースもあります。
だからこそ川名部歯科医院では、最初からインプラントありきで話を進めることはしていません。
入れ歯、ブリッジ、歯牙移植なども含め、現在のお口の状態に対してどの方法が合っているのかを整理していきます。
大切なのは、どの治療が一番すごいかではなく、ご自身が無理なく続けられるかどうかです。
入れ歯・ブリッジという選択肢について
歯を失った場合の治療方法として、入れ歯やブリッジを選択するケースもあります。
インプラントと比較されることが多いですが、それぞれ特徴が異なるため、どれが良い・悪いという単純な話ではありません。
例えば、ブリッジは固定式なので、取り外しの必要がなく、比較的違和感が少ないと感じる方もいらっしゃいます。
一方で、 両隣の歯を削る必要があるため、健康な歯への負担が出る場合があります。
また、入れ歯は外科手術を行わずに治療できるため、身体的負担を抑えやすい方法です。
ただ、噛みにくさや違和感に悩まれる方も少なくありません。
特に、入れ歯が動く、外れやすい、硬いものが噛みにくい、という相談は診療でもよくあります。
逆に、インプラントは顎の骨に固定されるため、しっかり噛みやすいという特徴があります。
ただ、手術が必要になることや、治療期間・費用面も含めて考える必要があります。
つまり、治療方法ごとに、向いている条件や生活スタイルが違うということです。
例えば、できるだけ手術を避けたいのか、見た目や噛みやすさを重視したいのか。通院期間を優先したいのか。
ここによって、選ぶべき方法は変わってきます。
川名部歯科医院でも、 最初はインプラント希望だった方が、話を整理していく中で別の方法を選択されることもあります。
反対に、入れ歯で困っていた方が、インプラントを選ぶことで食事の負担が減るケースもあります。
まずは、今のお口の状態でどの方法が現実的なのかを確認することが大切です。
歯牙移植が適応できるケースについて
あまり知られていませんが、条件によっては歯牙移植という選択肢が取れる場合があります。
これは、ご自身の歯を別の場所へ移植する治療方法です。
例えば、親知らずが残っている場合、抜歯が必要になった歯の部分へ移植できるケースがあります。
もちろん、すべての方に適応できるわけではありません。
歯の形や大きさ、骨の状態、噛み合わせなど、確認しなければいけない条件があります。
ただ、年齢やお口の状態によっては、インプラント以外の選択肢として検討できることがあります。
また、人工物ではなく、ご自身の歯を活かせるという点にメリットを感じる方もいらっしゃいます。
移植した歯が長期的に安定するかどうかは、術後の管理や噛み合わせにも左右されます。
そのため、歯牙移植ができるかどうかだけで判断するのではなく、長く使っていける状態を作れるかまで考える必要があります。
診療をしていると、インプラントしか方法がないと思い込んでいた方が、検査後に別の選択肢を知って安心される場面があります。
治療方法を最初から一つに絞ってしまうと、本来合っていた方法を見落としてしまうこともあります。
まずは、今のお口の状態でどのような方法が考えられるのか、整理するところから始めてみることをおすすめします。
8. インプラントを長く使うために大切なこと

インプラントは、入れたら終わりの治療ではありません。
手術が無事終わったことで安心し、その後の管理意識が少しずつ薄れてしまう方もいらっしゃいます。
ただ、診療を続けていると、長く安定して使えている方と、途中でトラブルが起こりやすい方には、ある程度共通点があります。
その違いとして大きいのが、治療後のメンテナンスと日々のケアです。
インプラント自体は人工物なので虫歯にはなりません。
そのため、もう通院しなくても大丈夫だと思われることがあります。
ただ、状態によっては、周囲の歯ぐきや骨の状態が悪化してしまうケースがあります。
特に、歯ぐきの炎症が進行すると、インプラントを支えている骨に影響が出ることもあります。
インプラントは、入れることより、その後どう維持していくかの方が重要になる場面も少なくありません。
川名部歯科医院では、治療前の段階から、治療後に必要な管理についてもお伝えしています。
見た目だけでなく、長く使っていける状態を作れるか。
そこまで含めて考えることが、インプラント治療ではとても大切になります。
インプラント治療後に必要な定期検診について
インプラント治療後は、定期的な検診が欠かせません。
長期間安定して使用されている方ほど、定期的に状態確認を続けている傾向があります。
逆に、痛みがないから大丈夫だと思い、通院が途切れてしまうと、気づかないうちに炎症が進んでいることがあります。
インプラントは天然歯と違い、症状が強く出にくいケースがあります。
そのため、違和感が出た頃には、周囲の骨に負担がかかっていた、ということもあります。
特に、噛み合わせの変化、歯ぎしり、食いしばりなどは、少しずつインプラントへ負担をかけていきます。
診療でも、被せ物の緩みや、噛み合わせのズレが、定期検診で早めに見つかるケースはあります。
こうした変化は、患者さん自身では気づきにくい部分です。
だからこそ、問題が起きてからではなく、変化が小さい段階で確認していくことが重要になります。
また、インプラント周囲の清掃状態や、歯ぐきの状態確認も定期的に行っていきます。
インプラントは、入れた直後より、数年単位でどう維持できるか、そのため川名部歯科医院では、治療後も含めて、長く付き合っていく前提で管理を行っています。
毎日のセルフケアとインプラント周囲炎予防について
インプラントを長く使っていく上で、毎日のセルフケアも非常に重要になります。
特に注意したいのが、インプラント周囲炎です。
これは、インプラント周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こる状態で、進行すると、インプラントを支えている骨が減ってしまうことがあります。
中には、治療直後は問題なく経過していた方でも、セルフケアが難しくなったことで、数年後に炎症が強くなるケースがあります。
また、インプラントは天然歯と形が異なるため、磨き残しが出やすい部分があります。
特に、歯と歯ぐきの境目には汚れが溜まりやすく、普段通り磨いているつもりでも、炎症が起きていることがあります。
ただ、必要以上に怖がる必要はありません。
特別なことをするというより、現在のお口の状態に合ったケアを続けることが大切です。
歯ブラシだけではなく、補助清掃器具が必要になる場合もありますし、噛み合わせの変化によってケア方法を見直すこともあります。
そのため川名部歯科医院では、インプラントを入れた後も、清掃状態や生活習慣を確認しながら、必要なケア方法をお伝えしています。
インプラント治療は、歯を補うことがゴールではありません。
しっかり噛める状態を、できるだけ長く維持していくこと。
もし、今後の管理まで含めて不安がある場合は、治療前の段階で一度確認しておくことをおすすめします。
どのくらい通院が必要なのか。どのようなケアが必要になるのか、そこまで理解した上で進めることで、治療後の不安も変わってくると思います。
9. インプラントの仕組み

■上部構造(人工の歯)
「かぶせ物」にあたる部分です。
見た目も機能も予算も大事です。
ご希望とお口の状況を総合的に診断して、もっともいいものをご提案致します。■アバットメント(支台)
「上部構造(上もの)」と「インプラント(土台)」を繋ぐ大切なところです。■インプラント(人工歯根)
あごの骨(歯槽骨:しそうこつ)に埋められる「歯の根っこ」の部分です。
人工関節にも使われる素材の「チタン」で出来ているので、身体への親和性に優れています。
10. 当院使用インプラントについて(当院使用インプラント【インプラント】)

川名部歯科医院はオステムインプラントを使用しています。
オステムインプラントは世界70か国以上で使用されている、韓国のインプラントメーカーです。
【使用インプラント】
オステム・インプラントは従来のインプラントの特性を生かしながらも、独自のインプラント体のサイズ展開とSLAを掲げ、欧米人と歯槽骨の特性が異なるアジア人の歯槽骨に合うインプラント体を作り上げたことにより、アジアで最もシェア数を誇るインプラントです。
11. インプラント治療の内容・期間・リスク

インプラント治療では、検査・診断を行った上で、お口の状態に合わせながら段階的に治療を進めていきます。
治療期間は、お口の状態や手術内容によって異なりますが、数ヵ月から半年以上かかるケースもあります。
一般的には、以下のような流れで進めていきます。
①カウンセリング・検査・治療計画
CT撮影などを行い、骨の状態や神経・血管の位置、噛み合わせを確認していきます。
②一次手術
インプラントを顎の骨へ埋め込みます。
③治癒期間
インプラントと骨がしっかり結合するまで一定期間待ちます。
④二次手術・被せ物の装着
人工歯を装着するための土台を取り付け、被せ物を装着していきます。
⑤定期検診・メンテナンス
治療後も、噛み合わせや清掃状態を確認しながら管理を続けていきます。
インプラントは、手術だけで完結する治療ではありません。
治療後のメンテナンスまで含めて一緒に考えていきましょう。
インプラント治療のメリット・デメリットについて
インプラントは、顎の骨へ固定するため、しっかり噛みやすく、自然な見た目に仕上がりやすい特徴があります。
また、周囲の歯へ大きな負担をかけにくい点も特徴の一つです。
ご相談の中では、入れ歯では食べにくかったものが噛みやすくなった、会話中の違和感が減った、と感じられる方もいらっしゃいます。
ただ、外科処置が必要になることや、保険適用外となるため費用負担があること、治療期間が比較的長くなることなどは事前に理解しておく必要があります。
また、インプラントは入れて終わりではなく、治療後も定期的なメンテナンスやセルフケアが重要になります。
どの治療方法にも特徴があるため、インプラントが良いか悪いかではなく、現在のお口の状態や生活スタイルに合っているかを確認することです。
インプラント治療で知っておきたいリスクについて
インプラント治療には、外科処置を伴うからこそのリスクがあります。
例えば、手術後に腫れや痛みが出る場合があります。
症状には個人差がありますが、数日ほど違和感が続くケースもあります。
また、神経や血管の近くで処置を行う場合には、事前の診断が非常に重要になります。
そのため川名部歯科医院では、CTを用いて骨の状態や神経位置を確認した上で治療計画を立てています。
さらに、インプラントは治療後の管理も重要です。
セルフケアや定期検診が不十分になると、インプラント周囲炎と呼ばれる炎症が起こることがあります。
だからこそ、手術をするかどうかだけではなく、治療後も長く維持していけるかまで考えることが大切です。
しっかり噛める状態を長く維持していくためにも、治療内容やリスクを理解した上で、ご自身に合った方法を考えていければと思います。
12. インプラント治療でよくあるご質問
Q インプラントの手術後、どれくらいで噛めるようになるの?
A インプラントと骨がしっかり結合するまでには一定の期間が必要です。
目安としては数ヵ月〜半年程度かけて治療を進めていくことが多く、お口の状態や治療内容によって期間は変わります。治療期間中も、インプラント部以外で食事できるよう調整しながら進めていきます。
Q インプラントって、どれくらい持つの?
A 毎日の歯磨きと定期的なメンテナンスを続けることで、長く使用されている方も多くいらっしゃいます。
噛み合わせや歯ぎしり、清掃状態によって負担がかかることもあるため、治療後の管理も大切です。
Q インプラントの手術は入院が必要ですか?
A 通常は入院せず、日帰りで行うことがほとんどです。
治療後は麻酔の影響や体調を確認した上でご帰宅いただきます。処置内容によっては腫れや違和感が出る場合もあるため、事前に注意点も含めてご説明しています。
Q 費用はどのくらいかかりますか?
A インプラントの本数や骨の状態、被せ物の種類によって費用は変わります。
また、追加処置が必要になるケースもありますので、検査後に治療内容を整理しながらご説明しています。
なお、インプラント治療は自費診療ですが、医療費控除の対象になる場合があります。
Q インプラントの手術が怖いのですが大丈夫でしょうか?
A 手術への不安を理由に、なかなか相談できずにいる方は少なくありません。
川名部歯科医院では、歯科麻酔を担当する歯科医師と連携し、静脈内鎮静法にも対応しています。
点滴から麻酔を入れていくことで、ウトウトした状態で治療を受けられる方法です。
Q 65歳ですが、インプラント治療は受けられますか?
A 年齢だけで治療可否が決まるわけではありません。
これまでにも、70代・80代でインプラント治療を受けられる方もいらっしゃいます。
川名部歯科医院では、 現在のお身体の状態を確認しながら判断していきます。
Q 糖尿病や高血圧があってもインプラントはできますか?
A 持病がある場合でも、状態によっては治療可能なケースがあります。
ただし、服薬状況や全身状態によって注意が必要になるため、事前確認が重要です。
川名部歯科医院では、お口の状態だけでなく全身状態も含めて確認しながら治療計画を立てています。
Q インプラントは痛いですか?
A 処置中は麻酔を行うため、強い痛みを感じることは多くありません。
ただ、治療後は抜歯後のような違和感や腫れが出る場合があります。
症状には個人差がありますが、術後のお痛みに配慮しながら治療を進めています。
Q インプラントにしたら、もうメンテナンスは不要ですか?
A インプラントは虫歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることがあります。
そのため、治療後も定期的な検診とクリーニングが大切です。
長く安定して使用されている方ほど、定期的な管理を継続されている傾向があります。
Q 他院でインプラントは難しいと言われました。相談できますか?
A 骨の状態や持病などによって、慎重な判断が必要になるケースはあります。
ただ、診断方法や設備によって治療方針が変わることもあります。
そのため、他院で難しいと言われた場合でも、現在のお口の状態を改めて確認することで選択肢が見えてくることがあります。