口臭が気になる
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1. 口臭が気になる

口のにおいは、自分では気がつかないもの。
家族に指摘されればいいですが、会社の人や電車で乗り合わせた人がイヤな思いをしていることもあります。
スメハラ(スメルス・ハラスメント)という言葉もあるくらい、においはダイレクトに脳の判断器官に届くので、理屈抜きに良い感情も悪い感情も持ってしまいます。
では、お口のにおい・口臭改善ってどうしたらいいのでしょうか、どの病院にいったらいいのでしょうか、内科でしょうか?外科でしょうか?
口臭は、どこに相談すればいいのか
正解は「歯科医院」なんです。
なぜか?
口臭の原因の9割は口の中にあるからです。
お口のにおいの原因、こんな風に分けられています
口臭の原因も、歯科医師が勉強するために細分化されています。
治療しなくていい「生理的口臭」と、治療できる「病的口臭」の二つに分けられます。
治療しなくていいのか?しなくてはまずいのか?
原因が分かることで、判断がつきます。
1. 生理的口臭(治療しなくていい)
A 起床時口臭
実は、一日の中で一番お口のにおいがきついのは、起きた後なのです。なぜなら、寝ている間は、唾液が分泌されないからです。唾液が出ないと、口の中の悪い気が暗躍します。でも、誰にでも起きることなので心配は要りません。
B 空腹時口臭
お腹がすいた時、自分の口のにおいが気になったことはありませんか?お腹がすいて自分の体に貯めている脂肪やたんぱく質を分解したときにケトン体という代謝物が血の中に入り、肺でのガス交換時に吐いた息と一緒にケトン体が出る、そのにおいなのです。一時的なものなので、心配は不要です。
C 加齢性口臭
年配の方は、薬を多く服用している方が多く見受けられます。薬の副作用や、加齢によって唾液の出が少なくなるなどの要因が重なり「ドライマウス」になることがあります。「唾液が少ない」ということは「口の中をキレイにする機能が弱まっている」という事です。(唾液には、お口をキレイにする作用もあります)
D 疲労時・緊張時口臭
初めての商談の前、面接のときなど、口が渇くのを感じたことはありませんか?「固唾(かたず)を呑む」という言葉があるように、緊張すると自律神経の働きにより、唾液の出が悪くなり、口臭が発生します。
E 口呼吸による口臭
口で息をすると、口臭の原因となる乾燥を招きます。
F 飲み物・食べ物・嗜好品による口臭
「明日はデートだから今日はニンニク控えておこう」という経験ありませんか?また、タバコなどの嗜好品もにおいの原因になります。
G ホルモンの変調による口臭
思春期になると、ホルモンバランスが変わって男女とも体臭がきつくなります。同じ理由で、妊娠や月経や更年期などにお口がにおうことがあります。
2. 病的口臭(治療できる口臭)
A 歯周病
口臭の原因の第1位です。口臭にとどまらず全身疾患に繋がる生活習慣病ですので、ぜひ当院で治療しましょう!
B プラーク(歯垢)・歯石
歯垢や歯石は、バイ菌のかたまりで、においを発します。
C 舌苔(ぜったい)
舌苔(ぜったい)は、口の中の細胞がはがれ落ちて、舌に溜まって腐ったものです。
D ひどい虫歯
歯の神経が腐ると、強烈に臭います。
E 唾液(だえき:よだれ)の減少
唾液は口の中をキレイにするのに大きな役割を果たしています。唾液が減る=お口の環境悪化に即直結します。ストレスや加齢、薬の副作用などによるドライマウスなどが原因のこともあります。
⇒「病的口臭」のa~eは、川名部歯科医院で治療できます。他の部位に原因がある場合、当院で判断がつきます。気になる口臭がある場合、まずは当院にご相談くださいませ。
耳鼻科の疾患
副鼻腔炎によるアデノイド等
全身疾患
呼吸器系疾患・カンジダ感染・糖尿病等
歯科では、視診・レントゲン・細菌検査・唾液検査などを通じて、においの原因がどこにあるかを確認することができます。歯周病や歯石が関係しているのか、虫歯や口の乾きが影響しているのか、それとも他に要因があるのかを整理するうえで、まずお口の状態を確認することが出発点になります。においの相談というと大げさに感じる方もいらっしゃいますが、口腔内の状態確認のひとつとして、受診の入口にしていただけます。
実は、原因の多くはお口の中にあります
口臭の原因として最も多いのは、口腔内で細菌が活動する際に発生するガスです。歯と歯ぐきの間に細菌が溜まると、タンパク質を分解する過程で揮発性硫黄化合物が生じ、これがにおいの主な原因となります。歯周病の状態が進んでいると、この細菌の活動が活発になりやすく、においも強くなる傾向があります。
歯石・舌苔(舌の表面に付着した汚れ)・虫歯による組織の崩壊・唾液の減少など、においに関係する要因はひとつではありません。それぞれ対応の方法が異なるため、においを感じているということだけでなく、口腔内のどの部分が原因に関係しているかを把握することが、改善への方向性を決めるうえで重要です。においを一時的にごまかすのではなく、原因がどこにあるかを先に確認することが、対応の基本になります。
2. お口のにおいの原因、こんな風に分けられています

口臭にはいくつかの種類があります。誰にでも起きる生理的なにおいと、お口の状態や全身の状態が関係するにおいは、対応の方法が異なります。すべての口臭が治療の対象になるわけではありませんが、日常的に気になる・時間が経っても消えないという場合は、お口の中に何らかの原因がある可能性を考える必要があります。
自分では気づきにくいのが口臭の特徴です。においの程度が客観的に確認できないまま、過度に不安になってしまう方もいれば、逆に周囲は気になっていても本人は気づかないということもあります。においの種類や出るタイミングを意識することが、原因を絞り込む手がかりになります。においが出やすい状況のパターンを把握してから、原因の見当をつけていくことが、対処の方向性を整理する第一歩になります。
朝・空腹時に強くなるにおい
起床直後の口のにおいは、多くの方に共通して起きる生理的な現象です。睡眠中は唾液の分泌量が減るため、口の中の細菌が活動しやすくなります。唾液にはお口を清潔に保つ抗菌作用があり、これが少ない状態が続くと細菌が増えやすくにおいも発生しやすくなります。空腹が続く時間帯も同様で、唾液の分泌が低下する状況でにおいが強まりやすい傾向があります。
こうした生理的なにおいは、起床後の歯みがきや水分補給で改善しやすい面があります。ただし、朝のにおいが特に強い・時間が経ってもにおいが続く・歯ぐきの腫れや出血が合わさっているという場合は、歯周病や歯石の蓄積が関係している可能性があります。生理的なにおいと思っていても、背景にお口の問題が潜んでいることがあります。継続して気になるようであれば、一度確認してみることが安心です。
乾燥・緊張・食べ物で変わるにおい
緊張したときや口で息をする習慣がある方は、口腔内が乾燥しやすく、においが強まりやすい傾向があります。ドライマウスと呼ばれる口の乾きは、唾液の量が減ることで細菌が増えやすい環境をつくります。緊張だけでなく、薬の副作用・加齢による唾液腺の機能低下・鼻づまりによる口呼吸なども、唾液の減少につながります。口腔内が乾燥している状態では、においが発生しやすいだけでなく、細菌への抵抗力も落ちやすくなります。
ニンニクや玉ねぎ、アルコールなどを摂ったあとのにおいは、消化・吸収の過程で全身に広がり、呼気として現れるものです。こうした食べ物によるにおいは時間とともに薄れることが多いですが、口腔内が乾燥している状態ではにおいが残りやすくなります。食事の内容だけでなく、唾液の状態やお口の環境がにおいの強さに影響していることは、意外と知られていません。
3. 放っておかない方がいい口臭もあります

においが気になっていても、しばらく様子を見ようという判断をしてしまうことはよくあります。痛みがない・食事に大きな支障がないという状態では、受診のきっかけをつかみにくいものです。ただ、においは症状のひとつに過ぎず、背景にある原因が進行している可能性があります。
特に歯周病が関係している場合、においが発生している時期には、歯ぐきや骨への影響がすでに始まっていることがあります。においをごまかしながら過ごした時間のぶんだけ、状態が進んでいることがあり、後から対応できる選択肢が狭まることにつながります。においを感じる段階で状態を確認しておくことが、口腔内の問題を早期に発見するうえで意味を持ちます。
歯ぐき・歯石・舌の汚れが関係するケース
歯ぐきと歯の間に溜まった細菌は、炎症を引き起こすと同時に揮発性のガスを発生させます。この状態が続くと歯周ポケットが深くなり、さらに細菌が定着しやすい環境が作られていきます。においが強くなるのと並行して、歯ぐきが腫れたり、触れると出血しやすくなったりすることがあります。こうしたサインが重なっている場合は、歯周病の評価を受けることが重要です。
歯石は歯みがきだけでは除去できないため、放置すると蓄積が進みます。歯石の表面には細菌が付着しやすく、においの発生源になります。舌苔(舌の表面に付いた白い汚れ)も、細菌とタンパク質が混ざったものであり、においと関係します。当院では、超音波スケーラーを用いた歯石除去とPMTC(歯面のクリーニング)を組み合わせながら、においの原因となっている汚れを除去しています。においの改善だけを目的とするのではなく、歯ぐきと骨の状態を確認したうえで対応の優先順位を整理するようにしています。
虫歯・口の乾きが関係するケース
虫歯が進行すると、歯の内部の組織が細菌によって分解される過程でにおいが発生します。詰め物や被せ物の下で虫歯が進行しているケースでは、見た目には変化がなくてもにおいが出ていることがあります。虫歯が神経に達している場合や、感染が根の先まで及んでいる場合は、より強いにおいが生じることがあります。
ドライマウスによる口の乾きも、においと深く関係しています。唾液の量が減ると抗菌作用が低下し、細菌が増えやすくなることでにおいが悪化します。加齢・ストレス・薬の副作用・口呼吸の習慣など、さまざまな要因が唾液の分泌に影響します。においのケアと並行して唾液の状態を把握することが、根本的な改善につながることがあります。口の乾きが気になる場合は、その背景に何があるかを含めて確認していくことができます。
4. その口臭、歯周病のサインかもしれません

においが続いている状態の背景に、歯周病が関係していることは珍しくありません。歯周病は初期段階では自覚症状が出にくく、痛みが出てくるころには相当進行していることがあります。においや歯ぐきの変化がサインになることが多く、これを手がかりに状態を確認することが歯を守るうえで重要な意味を持ちます。
歯周病は、歯を支える骨が溶けていく病気です。においが問題ないように感じていても、すでに骨への影響が始まっているケースがあります。においの程度と歯周病の進行度が必ずしも比例しないため、においが気になり始めた段階で状態を確認しておくことが、長期的な歯の維持につながります。
歯ぐきから血が出る・朝ネバつく
歯みがきのたびに出血する、朝起きたときに口の中がネバネバする、口の中が乾いた感じが続くといった症状が重なっている場合は、歯周病が関与している可能性が高くなります。歯ぐきの出血は炎症のサインであり、そこで活動する細菌ににおいの発生源があります。こうした状態を放置すると、炎症が深い位置まで進み、骨への影響が広がっていきます。
院長は日本歯周病学会専門医として、歯周病の診断・治療を専門的に行っています。歯ぐきの状態を視診で確認するだけでなく、レントゲンやCTを用いて骨の減り方を立体的に評価し、どの程度進行しているかを把握したうえで治療方針を立てています。においの相談から始まっても、歯周病の状態を確認する流れで診療を進めることができますので、においとともに歯ぐきに気になるサインがある場合は、あわせてお伝えください。
においの奥に、歯を失うリスクが隠れていることも
歯周病が進行すると、歯を支える骨が減り、歯がぐらつき始め、最終的に歯を失うことにつながります。においはそのプロセスの途中で現れる症状のひとつに過ぎません。においをケアするだけでは、歯周病そのものの進行を止めることはできません。
においが気になり始めた段階で受診することで、歯周病の状態を確認し、どのような対応が必要かを整理することができます。状態が初期であれば、歯石除去や歯ぐきのクリーニングといった基本的な処置で改善が期待できる場合があります。進行している場合でも、歯周外科や歯周組織再生療法など、状態に応じた選択肢を検討することができます。においを入口に、歯を守るための治療につなげることが、長く使える口腔内を維持するうえで大切な考え方です。
5. においを隠すだけでは、くり返すことがあります

ガムや洗口液でにおいを一時的に抑えることはできます。ただし、においの原因が口腔内の細菌の活動にある場合、表面をカバーするだけでは根本的な改善にはなりません。数時間後には同じ状態に戻り、においが繰り返されることになります。においが気になるたびにガムを噛む習慣が続いている方は、それが原因への対処ではなく、においの隠蔽になっていないかを考えてみることが大切です。
においのケアとして、毎日丁寧に歯みがきをすること自体は重要です。ただし、自分でできるケアには届かない部分があり、そこに汚れが蓄積していくことがあります。定期的に歯科でクリーニングを受け、口腔内の状態を確認することが、においを繰り返さないための基本になります。
歯みがきだけでは届かない汚れがあります
歯みがきは口腔ケアの基本ですが、歯と歯の間や歯ぐきの中(歯周ポケット)に溜まった汚れは、ブラシが届きにくいことが多いです。フロスや歯間ブラシを使うことで改善できる部分もありますが、長期間蓄積した歯石は自分では取り除けません。歯みがきをしっかりしていても口臭が続くという場合は、届いていない部分の汚れが原因になっている可能性があります。
歯科でのプロフェッショナルなクリーニング(PMTC)では、専門的な器具を用いて、日常のセルフケアでは届かない部分の汚れや歯石を除去します。においの原因となっている細菌の塊(バイオフィルム)を定期的に取り除くことで、においの発生を抑えることが期待できます。川名部歯科医院では、メインテナンス専用のユニットを設けており、治療が終わった後も定期的なクリーニングを継続できる体制を整えています。汚れが蓄積する前に管理する習慣をつくることが、においを繰り返さないための土台になります。
舌のケアも、やりすぎには注意が必要です
舌苔(舌の表面の白い汚れ)は口臭の一因になることがあります。舌ブラシを使ったケアは有効ですが、力を入れすぎたり毎日過度に行うと、舌の表面の粘膜を傷つけることがあります。傷がつくと細菌が定着しやすくなり、かえって状態が悪化する場合があります。
舌苔の量は人によって異なり、すべてを除去しようとする必要はありません。週に数回、舌ブラシでやさしく撫でる程度が一般的に適切とされています。舌苔が多い場合は、量の問題だけでなく、唾液の状態や口腔内の乾燥との関係を確認することが参考になります。セルフケアの方法については、受診時に歯科衛生士に確認していただくことで、ご自身の状態に合ったやり方を整理できます。
6. 歯科以外の病気が関係することもあります

口臭の原因の多くはお口の中にありますが、すべてがそうとは限りません。歯科での確認で明確な原因が見つからない場合や、口腔内の状態はきれいに保たれているのにおいが続くという場合は、別の原因を考える必要があります。においの原因をお口だけに限定せず、全身や他科との関係まで視野に入れることが、原因を正確に把握するうえで大切な視点です。
まずはお口の状態を確認し、歯周病・歯石・虫歯・ドライマウスなどが関係していないかを評価することが、においへの対応の第一歩になります。歯科での確認を経てから、他科への相談が必要かどうかを判断するという流れが、においの原因を整理するうえで合理的です。
歯科で確認できる口臭
歯科では、歯周病・歯石・虫歯・ドライマウス・舌苔など、口腔内に関連するにおいの要因を確認することができます。視診・レントゲン・必要に応じた細菌検査・唾液検査を通じて、どの要因が主に関係しているかを評価します。においの自覚と実際の状態は必ずしも一致しないため、客観的な確認が判断の基準になります。
においが強いと感じていても、測定してみると数値として大きくないケースがあります。逆に、本人はほとんど気になっていなくても、口腔内の状態が進行しているケースもあります。歯周病専門医としての視点から、においの背景にある歯ぐきや骨の状態まで確認し、原因がどこにあるかを整理したうえで対応の方向性をご説明しています。においの相談から始まっても、必要な検査を経て状態を把握し、適切な対応につなげることができます。
耳鼻科・全身疾患が関係する口臭
副鼻腔炎(蓄膿症)・扁桃炎・咽頭炎など、鼻や喉の炎症が口臭に関係することがあります。こうした場合は、においの発生源がお口の外にあるため、耳鼻科での対応が必要になります。消化器系の疾患・糖尿病・肝臓の機能低下なども、特有のにおいと関連することが知られており、全身の状態がお口のにおいに影響するケースがあります。
また、実際のにおいは少なくても強いにおいがあると感じてしまう状態(口臭恐怖症)もあります。においへの不安が強くなり、人との距離が気になって日常生活に影響が出ることがあります。この場合は、精神科や心療内科との連携が必要になることがあります。歯科では口腔内の状態を確認したうえで、他科への相談が必要かどうかの判断材料をお伝えすることができます。においの原因がどこにあるかを、一緒に整理していきましょう。
7. よくある質問
Q1. 口臭が気になるだけでも歯医者に行っていいですか?
問題ありません。においを自覚しているという段階でも、口腔内に原因がないかを確認するために受診していただけます。歯科では口腔内の状態を視診・レントゲン・必要に応じた検査で評価しますので、においが気になり始めた段階でご相談いただくことが、状態の早期把握につながります。大きな治療が必要かどうかも、確認してから判断できます。
Q2. 家族に口臭を指摘された場合、何を確認すればいいですか?
まず、においが一日中続いているのか、特定の時間帯(朝・食後など)に集中しているかを確認してみてください。歯みがきの後や食後にも続く場合は、お口の中に原因がある可能性が高くなります。歯ぐきの腫れ・出血・口のネバつきなどが合わさっているときは、歯周病の関与を確認するために歯科を受診することをお勧めします。
Q3. 歯みがきをしているのに口臭がするのはなぜですか?
歯みがきで届かない部分——歯と歯の間・歯周ポケット・舌の表面——に細菌が残っていることがあります。また、歯石は歯みがきでは取り除けないため、蓄積することでにおいの発生源になります。フロスや歯間ブラシを使うこと、定期的に歯科でクリーニングを受けることが、においのケアとして有効です。
Q4. 口臭は歯周病が原因ですか?
歯周病が関係するケースは多くありますが、すべての口臭が歯周病によるものではありません。歯石・虫歯・ドライマウス・舌苔・全身疾患など、さまざまな要因があります。においが続いている場合は、まずお口の状態を確認して、どの要因が主に関係しているかを把握することが先決です。
Q5. 虫歯が原因で口臭が出ることはありますか?
あります。虫歯が進行すると、歯の内部の組織が細菌に分解される過程でにおいが発生します。詰め物や被せ物の下で進行している虫歯では、見た目に変化がなくてもにおいが出ていることがあります。虫歯が神経に達している場合や、根の先に感染が及んでいる場合は、より強いにおいが出ることがあります。
Q6. クリーニングで口臭は改善しますか?
歯石・バイオフィルム・歯ぐきの汚れが原因でにおいが出ている場合は、歯科でのクリーニング(PMTC)や歯石除去によって改善が期待できます。ただし、歯周病が進行している場合や虫歯が原因の場合は、それぞれの治療が必要になります。クリーニングだけで対応できる状態かどうかは、口腔内を確認してから判断します。
Q7. 舌ブラシは毎日使った方がいいですか?
毎日強くこすることで舌の粘膜を傷つける場合があります。週に数回、やさしく撫でる程度が一般的に適切とされています。舌苔が多い場合は、唾液の分泌量やドライマウスの状態とも関連していることがあるため、ご自身に合ったケアの方法については受診時にご確認ください。
Q8. マウスウォッシュで口臭は改善できますか?
マウスウォッシュは一時的なにおいの抑制に有効です。ただし、においの原因が歯石・歯周病・虫歯などにある場合、マウスウォッシュだけでは根本的な改善にはなりません。補助的なケアとして活用しながら、原因への対応を並行して行うことが大切です。アルコール含有タイプは口腔内を乾燥させる場合があるため、ドライマウスがある方には低刺激タイプをお勧めすることがあります。
Q9. 朝起きたときの口臭は治療が必要ですか?
起床時のにおいは睡眠中の唾液分泌低下によるもので、多くの方に起きる生理的なものです。起床後の歯みがきや水分補給で改善することが多いです。ただし、朝のにおいが特に強い・時間が経っても消えない・歯ぐきの出血や腫れも合わさっているという場合は、歯周病や歯石が関係している可能性があるため、確認のために受診することをお勧めします。
Q10. 口臭の原因が歯科以外にあることもありますか?
あります。副鼻腔炎・扁桃炎・消化器系の疾患・糖尿病など、全身や他科の問題が口臭に関係することがあります。歯科でお口の状態を確認して明確な原因が見つからなかった場合は、耳鼻科・内科・消化器科など、適切な診療科への相談が必要になります。においの原因がどこにあるかを整理するために、まず歯科でお口の状態を確認することが一つの入口になります。