歯のクリーニング/PMTC/歯石除去
目次 / CONTENTS
1. 歯のクリーニングって何?
歯医者さんで、専用機械を使って歯をきれいにしてもらうことです。
残念ながら、毎日歯磨きをしても5割程度、デンタルフロス(糸ようじ)を使っても8割程度しか汚れが落ちません。
汚れが残ることで歯垢が歯石になり、虫歯や歯周病を引き起こします。
一度歯石になると、歯ブラシでは落とせません。
特に、歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側は汚れが残りやすく、気づかないうちに炎症が進んでいることもあります。
歯のクリーニングは定期的にすることが大事です。
患者さんごとに歯と歯ぐきの状態は違います。
半年~3ヶ月に1回の歯のクリーニングが理想ですが、間隔は、生活環境も鑑みて相談しながら決めてきましょう。
ご都合など遠慮なくご相談ください。
来院される方の中にも、久しぶりのクリーニングで不安を感じていた方や、歯ぐきから血が出ることをきっかけに来院された方もいらっしゃいます。
何よりもまずは、無理なく通える範囲から始めることが大切です。
川名部歯科医院では、患者さんが気持ちよく通えるよう、四季の移ろいがわかるお庭があります。
歯医者さんに来るのが楽しく気持ちよくなった!と思っていただけたら幸いです。
2. 歯のクリーニングを受けた方がいい症状とは?

歯のクリーニングというと、歯石を取るために受けるものというイメージを持たれる方も多いかもしれません。
歯ぐきから血が出る・口の中がネバつく・着色や口臭が気になる
そうした日常の小さな違和感をきっかけに来院されることも少なくありません。
強い痛みがなくても、お口の中からサインが出ていることがあります。
気になる症状が続いている場合は、一度お口の状態を確認することが大切です。
歯ぐきから血が出る・口臭・ネバつきが気になる
歯みがきの時に血が出る。
朝起きた時に口の中がネバつく。
以前より口臭が気になる。
こうした違和感をきっかけに、クリーニングへ来院される方は少なくありません。
特に、忙しくて歯医者へ行けていなかった方や、久しぶりのクリーニングという方の場合、知らないうちに歯石が溜まっているケースもあります。
強い痛みがなくても、お口の中からサインが出ていることがあります。
気になる症状が続いている場合は、早めに状態を確認することをおすすめします。
歯石・着色汚れ・タバコのヤニが気になる
歯の黄ばみや茶渋、タバコのヤニが気になり、クリーニングを希望される方も多くいらっしゃいます。
特に、コーヒー・紅茶・ワイン・喫煙習慣などは、歯の表面に着色汚れが付きやすくなります。
毎日歯みがきをしていても、細かい部分の汚れや着色は落とし切れません。
クリーニング後に、歯がツルツルした、口の中がすっきりした、人前で話しやすくなった
と感じられる方も少なくありません。
気になる症状がある場合は、まずはお口の状態を確認するところから始めてみませんか。
歯石や歯ぐきの状態は、ご自身では気づきにくいこともあります。
川名部歯科医院では、お一人おひとりのお口の状態に合わせながら、無理のないクリーニングやメインテナンスをご提案しています。
3. 歯のクリーニングとホワイトニングの違い

歯のクリーニングとホワイトニングは、どちらも口元をきれいに整えるための方法ですが、目的は同じではありません。
クリーニングは、歯石や歯垢、歯の表面に付着した着色汚れを除去し、お口の環境を整えるための処置です。
一方、ホワイトニングは専用の薬剤を使い、歯そのものの色味を明るくしていく治療になります。
見た目は似ているように感じても、アプローチする部分は異なります。
実際に来院される方の中にも、タバコのヤニや茶渋を落としたい方もいれば、歯そのものをもっと白くしたい方もいます。
そのため、まずは今気になっているのが、歯の表面の汚れなのか、歯そのものの色味なのかを整理することが大切です。
歯のクリーニングで落とせる汚れとは?
歯のクリーニングで改善できるのは、歯の表面に付着した汚れです。
コーヒー・紅茶・ワイン・タバコなどによる着色は、歯の表面に少しずつ付着していきます。
毎日歯みがきをしていても、細かい部分の汚れまでは落とし切れません。
特に汚れが残りやすいのは、歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側です。
磨けているつもりでも、実際には着色や歯石が残っていることは珍しくありません。
またお口の状態を確認すると、歯そのものの色ではなく、表面の着色が原因になっているケースも多く見られます。
クリーニングでは、歯石除去に加え、着色汚れの状態も確認しながら処置を進めています。
エアフローを使用し、細かい粒子を吹き付けながら、茶渋やヤニなどを除去していくこともあります。
特に、タバコのヤニ、コーヒーの着色、歯の表面のくすみ
は、クリーニング後に変化を感じやすい部分です。
歯の表面がなめらかになることで、口の中がすっきりしたと感じる方も少なくありません。
ホワイトニングは歯そのものを白くする治療です
ホワイトニングは、歯の表面を掃除するクリーニングとは異なり、歯そのものの色味を明るくしていく治療です。
加齢や生活習慣の影響によって、歯は少しずつ黄ばみやすくなります。
そのため、クリーニングで表面の汚れを落としても、思ったほど白く感じなかった
ということもあります。
こうした場合は、着色ではなく、歯自体の色味が影響しています。
ホワイトニングでは、専用の薬剤を使い、歯の内部にある色素へアプローチしていきます。
自然な白さにしたい。
口元を明るく見せたい。
写真を撮る時の印象を変えたい。
そのようなお悩みから相談につながることもあります。
一方で、ホワイトニングは詰め物や被せ物までは白くできません。
白くなり方にも個人差があるため、事前にお口の状態を確認しながら進めていくことが大切です。
川名部歯科医院では、いきなりホワイトニングをすすめるのではなく、まず現在のお口の状態を確認しています。
クリーニングで改善しやすいのは、歯の表面に付着した汚れです。
歯自体の黄ばみを明るくしたい場合は、ホワイトニングが適しています。
4. 保険のクリーニングと自費PMTCの違い

歯のクリーニングを検討している方の中には、保険と自費では何が違うのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
どちらも歯をきれいにする処置ですが、目的や処置内容には違いがあります。
保険のクリーニングは、歯周病や歯ぐきの炎症を改善・管理することを目的に行う処置です。
一方、自費PMTCは、専用機器を使いながら歯の表面をより細かく清掃し、お口の環境を整えていくクリーニングになります。
見た目だけでは違いが分かりにくいため、まずはそれぞれの特徴を知ることが大切です。
保険のクリーニングと自費PMTCの違いとは?
保険のクリーニングでは、歯石除去や歯周病管理を中心に進めていきます。
歯ぐきに炎症がある場合や、歯周病予防・改善を目的とするケースでは、保険診療の範囲で歯石や汚れを除去していくことがあります。
特に、歯ぐきから血が出る、歯石が付いている、口の中がネバつく
といった症状がある場合は、歯周病の状態確認も含めながら進めていくことが大切です。
一方、PMTCは、歯科衛生士が専用機器を使って行う自費クリーニングです。
歯の表面の細かい汚れや着色まで確認しながら清掃し、歯の表面をなめらかに整えていきます。
特に、着色汚れが気になる、歯の表面をツルツルにしたい、定期的にお口の環境を整えたい
という方が希望されることが多いです。
お口の状態によって必要なクリーニング内容は異なります
同じように見える着色や歯石でも、お口の状態によって必要な処置は変わります。
表面の着色が中心なのか、歯ぐきに炎症が出ているのか、歯周病管理まで必要な状態なのか。
確認してみると、ご自身では気づいていなかった歯石や炎症が見つかることもあります。
川名部歯科医院では、単に歯をきれいにするだけではなく、歯ぐきの状態や歯周病リスクまで確認しながらクリーニングを行っています。
そのため、まずは保険の範囲で歯周病管理を進めた方が良いケースもあれば、PMTCを組み合わせながら定期的なメインテナンスを行った方が良いケースもあります。
5. 「歯のクリーニング」ってこんなことをします
歯科衛生士が「スケーラー」(画像のような器具です)を使い、歯垢(プラーク)や歯石などを除去します。
歯垢は、細菌のかたまりです。
磨き残しが続くと、唾液中のカルシウム成分などと結びつき、少しずつ硬い歯石へ変わっていきます。早い場合では、2〜3日ほどで歯石になってしまうこともあります。
歯石になると、歯ブラシでは落とせません。
特に、歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側は歯石が付きやすく、自分では気づきにくい場所です。
来院される方の中にも、毎日磨いているのに歯石が付いていた、歯ぐきから血が出るようになった
と言われ、驚かれる方が少なくありません。
歯石の表面はザラついているため、さらに細菌が付きやすくなります。そのまま放置すると、虫歯や歯周病が進行しやすくなるため、歯科医院で定期的に除去していくことが大切です。
そもそもPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)って何?
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリニーング)の略です。
歯のクリーニングのプロ、「歯科衛生士」が専用の機械を使って行う歯のクリーニングです。(歯科衛生士は国家資格です)
定期的にPMTCを行うことで、自分では落とし切れない汚れや細菌の膜(バイオフィルム)を除去し、虫歯や歯周病の予防につなげていきます。
また、歯の表面がなめらかになることで汚れが付きにくくなり、お口の中もすっきりします。
口のネバつきや着色が気になりにくくなることで、より快適に日常を過ごしやすくなります。
美容院や床屋さんで髪を洗ってもらうと気持ちがいいのと同じように、歯医者さんで歯と歯ぐきのお手入れをすると、歯がツルツルになり気持ちがいいのです。
一度体感していただけると、その気持ちよさがわかっていただけると思います。
エアフローを使って汚れを落とします
PMTCでは、専用機器を使いながら歯の表面の細かい汚れまで清掃していきます。
その中でも、タバコのヤニやコーヒー・紅茶による着色汚れが気になる場合に使用することがあるのがエアフローです。
細かい粒子を水と一緒に吹き付けながら、歯の表面に付着したヤニや茶渋などを除去していきます。
短時間で細かい汚れまで清掃しやすく、歯の表面を傷つけにくいことも特徴です。
歯の表面がなめらかになることで、お口の中もすっきりしやすくなります。
歯の表面を傷つけずに細かい汚れが取れますが、汚れを取るだけのため、定期的なクリーニングが必要です。
ただし、エアフローは歯そのものを白くする治療ではありません。
歯の表面に付着した着色や汚れを落としていくクリーニングになるため、定期的にお口の状態を確認しながらケアを続けていくことが大切です。
6. 歯みがきだけでは防ぎきれない歯周病

歯周病は、日本人が歯を失う大きな原因のひとつと言われています。
毎日歯みがきをしていても、歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側などは汚れが残りやすく、気づかないうちに歯垢や歯石が蓄積していることがあります。
特に歯周病は、初期段階では強い痛みが出にくいため、違和感があってもそのまま様子を見てしまう方が少なくありません。
歯ぐきから少し血が出る、口臭が気になる、歯が浮く感じがする
といった症状が軽いうちからでも、定期的にクリーニングやメインテナンスを行うことで、歯周病の進行を抑えやすくなります。
痛みが少ないまま進行することがあります
歯周病は、虫歯のように急に強い痛みが出る病気ではありません。
そのため、忙しくて歯医者へ行けていなかった、痛くないから大丈夫だと思っていた、歯ぐきから血が出ても様子を見ていた
という状態のまま、知らないうちに進行しているケースがあります。
最初は歯ぐきの腫れや出血程度でも、歯周病が進行すると、歯を支えている骨にまで影響が出てきます。
歯周病は、自覚症状が少ないからこそ、定期的にお口の状態を確認していくことが大切です。
将来的に歯を失う原因になることもあります
歯周病が進行すると、歯ぐきが下がる、歯が揺れる、硬いものが噛みにくくなる、といった症状につながることがあります。
さらに重度になると、歯を支える骨が減り、抜歯が必要になるケースもあります。
実際に、もっと早くクリーニングへ来ればよかった、痛みがないので後回しにしてしまっていた
と話される方も少なくありません。
川名部歯科医院では、単に歯石を取るだけではなく、将来もご自身の歯で食事を続けられる状態を守ることを大切にしています。
歯ぐきの状態や歯周病リスクも確認しながら、お一人おひとりに合わせたクリーニングやメインテナンスをご提案しています。
7. 川名部歯科医院の歯のクリーニング・PMTC

歯石は、取って終わりではありません。
同じ場所に繰り返し歯石が付く。
クリーニングをしても歯ぐきから血が出る。
気づくと口の中がネバついている。
そうした状態の背景に、歯ぐきの炎症や歯周病が隠れていることがあります。
そのため、川名部歯科医院では、単に歯をきれいにするだけではなく、なぜ汚れが残りやすいのか、歯ぐきに負担がかかっていないか、歯周病の兆候が出ていないか
まで確認しながら、クリーニングやメインテナンスを行っています。
毎日しっかり歯みがきをしていても、自分では気づきにくい部分は少なくありません。
だからこそ、定期的に状態を確認しながら、お口の環境を整えていくことを大切にしています。
日本歯周病学会専門医と連携した予防管理
日本歯周病学会専門医と連携しながら、歯石除去だけで終わらせず、歯周病の早期発見・予防管理まで行っています。
歯周病は、痛みが少ないまま進行することもあるため、クリーニング希望で来院したところ、歯ぐきに炎症が見つかった、歯周病の初期段階だった
というケースもあります。
歯ぐきの状態や磨き残しの傾向は、患者さんごとに異なります。
そのため、どこに歯石が付きやすいのか、どこに磨き残しが出やすいのか、どのようなケアが合っているのか
まで確認しながら、お一人おひとりに合わせたメインテナンスをご提案しています。
将来もご自身の歯で食事を続けられるよう、“悪くなってから治療する”だけではなく、“悪くならないよう管理する”ことも大切にしています。
無理なく続けられるメインテナンスを大切にしています
歯の健康は、一度クリーニングを受けて終わりではありません。
定期的にお口の状態を確認しながら、少しずつ管理していくことが大切です。
ただ、仕事や子育てなどで忙しく、なかなか歯医者へ通えないという方もいらっしゃるでしょう。
来院される方の中には、まずはクリーニングだけ受けたい。歯医者が久しぶりなので状態だけ確認したい。
という方もいらっしゃいます。
まずは通える範囲から始める。気になる時に状態を確認する。
そうした積み重ねが、将来のお口の健康につながっていきます。
院内には四季の移ろいを感じられる庭があり、少しでもリラックスして通っていただける空間づくりも大切にしています。
クリーニング後に、歯がツルツルして気持ちいい、口の中がすっきりした、これなら続けて通えそう
と感じていただける時間になれば幸いです。
6よくある質問
Q. 歯のクリーニングは痛いですか?
A.歯石が多く付着している場合や、歯ぐきに炎症がある場合は、刺激を感じることがあります。
特に、久しぶりのクリーニングでは歯ぐきが敏感になっているケースも少なくありません。
お口の状態を確認しながら、負担に配慮して進めていますので、不安がある場合は遠慮なくご相談ください。
Q. 着色やタバコのヤニは落とせますか?
A,コーヒー・紅茶・ワイン・タバコなどによる着色汚れは、クリーニングやエアフローで落とせる場合があります。
歯の表面を傷つけにくいよう配慮しながら、細かい着色汚れを除去していきます。
着色の程度によっても変わるため、まずは状態を確認しています。
Q. 歯石は自分では取れませんか?
A.歯石になると、通常の歯みがきでは落とせません。
無理に取ろうとすると、歯や歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。
特に、歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側は、自分では気づきにくく、歯石が残りやすい場所です。
定期的に歯科医院で確認しながら除去していくことが大切です。
Q. どのくらい時間がかかりますか?
A,お口の状態によって異なりますが、30分〜1時間程度が目安です。
歯石の付着が多い場合は、一度で無理に終わらせるのではなく、数回に分けて進めることもあります。
Q. PMTCはどのくらいの頻度で受けると良いですか?
A,3〜6ヶ月に1回程度を目安にご案内することが多いです。
ただ、歯石の付きやすさや歯ぐきの状態は患者さんごとに異なります。
生活習慣やお口の状態も確認しながら、無理なく続けられるペースをご提案しています。
Q. 歯周病と言われた場合もクリーニングだけで大丈夫ですか?
A.歯周病の進行状態によって異なります。
軽度の場合は、クリーニングやメインテナンスを中心に改善を目指せることもあります。
一方で、歯ぐきや骨への影響が大きい場合は、歯周病治療が必要になるケースもあります。
日本歯周病学会専門医と連携しながら、お口の状態を確認した上で治療やメインテナンスをご提案しています。
Q. 一度クリーニングをすれば、その後は大丈夫ですか?
A.歯石や汚れは、毎日の生活の中で少しずつ付着していきます。
また、歯石が付きやすい場所や磨き残しの傾向は、患者さんごとに異なります。
そのため、一度きれいにして終わりではなく、定期的にお口の状態を確認しながら管理していくことが大切です。
Q. クリーニング後に注意することはありますか?
A.クリーニング後は、一時的に歯がしみやすく感じることがあります。
また、コーヒーや赤ワイン、タバコなどは着色しやすいため、直後は少し控えていただく場合もあります。
お口の状態に合わせて、注意点もご案内しています。
妊娠中でも受けられますか?
体調が安定している時期であれば、妊娠中でもクリーニングを受けていただけることがあります。
妊娠中は歯ぐきが腫れやすくなることもあるため、お口の環境を整えておくことも大切です。
体調に配慮しながら進めていきますので、ご不安な点はご相談ください。
少しでも歯石や着色、歯ぐきの違和感が気になる場合は、早めにお口の状態を確認しておくことをおすすめします。