子供の歯の全て~治療から矯正まで
小さいお子様のいらっしゃるママパパにお知らせ!
保育士が常駐しています!
時間は診療時間内の終日行っておりますのでお気軽にご利用下さい。
元幼稚園の先生が医院二階でお子さんの面倒を見ます。ぜひご利用くださいませ。
昔、歯医者さんは虫歯ができてから治療するために行くところでした。
昔のデータを紐解くと、未就学児の9割に虫歯があったという時代もありました。
なので、親世代は、歯医者さんは怖くて痛いところだったことも頷けます。
とはいえ、今でも、年代によって違いますが、3~5割弱の子供に虫歯があります。
なってしまった虫歯は、まず治療をしましょう。
川名部歯科医院では、まず治療、そして虫歯にならないための「予防歯科」さらに大人になってより健康な生活を送るための歯並びのアドバイス、必要であれば「矯正歯科」を提案いたします。
もちろん、虫歯になっていない状態で、予防歯科から通っていただくことも大歓迎です!そうすると、歯医者さんは怖いところではなく、歯をきれいにしてくれるところという認識がお子さんの中にできます。
1. 子供の歯に関して~
どう治療するの?
その1 お口の中を拝見します
目で見る「視診」もしますが、レントゲンを撮ることで、まだ生えてきていない永久歯はどんな向きで生えてきているのか?などもチェックします。
その2 お父さんお母さんお子さんに状況を説明します
まずは、どういう状況か?どう治療をしていくか?を知っていただくことが大事だと川名部歯科医院では考えています。
わからないこと、不安なこと、どんな小さなことでもご質問ください。
その3 治療をします
痛みを減らす麻酔も今は格段に進化しています。
→「痛くない虫歯治療」のページへ
お子さんの気持ちにも、痛くない治療にも、寄り添って治療を進めます。
その4 治療が終わりました~予防歯科へステップアップ
親御さんから褒めてもらうのは、子供にとって何よりも嬉しいものです。
いっぱい、いっぱい、ほめてあげてください。
褒められた経験が、子供の自信になり、歯医者さんがイヤなところではなくなります。
すると、次の予防歯科へのステップが、すんなり進むのです。
2. 子供の歯の関して~どう予防するの?
その1 フッ素を塗ります
歯医者さんで塗るものは、歯医者さん仕様の濃度の高いものなので効き目も長持ちします。
また、生えたての歯は、乳歯・永久歯ともに、歯の一番外側であるエナメル質が弱く、虫歯になりやすいのです。
このときに塗っておくと、効果抜群です。
その2 シーラント
ならば、先に埋めてしまおう!というのがこの「シーラント」です。
「なんでもない歯に、そんなことして大丈夫なのかしら?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
治療のときに使う白い材料「レジン」を使うので、歯に負担もかからず、目立つこともありません。
その3 歯の健康を保つためにどうやったらいいか?を「知る」
お子さんの歯の健康を保つのは、お父さんお母さんにとっては、何よりも大事な願いです。
健康を保つために、普段何に気をつけたらいいのか?
「甘いものを食べない」
「良く噛む」
という話は知っていたとしても「何でそうなのか?」という理由がわかっていなければ、忘れてしまいます。
「何でそうしなきゃいけないのか?」を一緒に学んで生きましょう。
お父さんお母さんが知っていることは、お子さんの知識として継承されます。
お父さんお母さんお子さんみんなに知ってほしい~こんな知識、大事です
Keyword 脱灰
「だっかい」と読みます。
歯は、体の中で一番硬い組織ですが「酸」によってカンタンに溶かされてしまいます。
口の中が酸の状態って、どんなときなのでしょうか?
食事をすると、酸性に傾きます。
甘いものの場合、それが顕著です。
酸性の状態が長く続くと、溶けてしまうのです。
それを「脱灰」といいます。
でも、安心してください。
よだれ(唾液)が中和して、再石灰してくれるのです。
(もちろん歯磨き粉もその役割を担います。)
下の図は、「ステファンカーブ」といってその溶け出す様子を表したグラフです。
酸性の強いものを食べれば、再石灰化まで時間がかかり、さらにダラダラ食べは、再石灰化するタイミングを逃してしまうのです。
甘いものがだめなのではないのです。
口の中の仕組みを知った上で「いつ」「何を」「どうやって」食べていけばいいのか?を知ることが大事です。
そのことをお父さんお母さんお子さん、みんなで一緒に勉強していきましょう!
Keyword マイナス1歳からの予防歯科
赤ちゃんのお母さんから「歯医者さんはいつから来ていいの?」というご質問をよくいただきます。
正解は、マイナス1歳、つまり赤ちゃんがおなかにいるとわかったときからなのです。
これから生まれてくる可愛い我が子のために、まずはお父さんお母さんの虫歯や歯周病を取り除いておかなくてはなりません。
なぜ子供の虫歯と大人の虫歯が関係あるのでしょうか?
その理由は、虫歯も歯周病も、まわりの大人からもらってしまう「感染症」です。
なので、周りの大人が虫歯や歯周病でなければ、もらう心配がないのです。
実際に、子供が生まれてからはなかなか自分の用で歯医者さんに行くのはままならないものです。
そのことも含めて、ぜひ妊娠中に、お父さんお母さん揃って一度お口の環境の総チェックをされることをお勧めします。
子供の歯が虫歯になりにくくなるだけでなく、お父さんお母さんのお口の健康も保たれ一石二長です。
Keyword 感染の窓
生まれたばかりの赤ちゃんのお口に虫歯菌が入ったとしても、歯がないから生きていけません。
ところが、かわいい歯が生えてくると・・いよいよ虫歯菌の生きられる環境が作られるということになるのです。
歯の生え始める時期から1年の間に虫歯菌がいないと、一生涯、虫歯菌の住みずらいお口の環境ができるのです。
歯磨きをあまりしなくても虫歯にならないという人がいますが、この時期に虫歯の住めないお口の環境が出来上がっていた人が、これに当たります。
その時期が1歳半~2歳半、これを「感染の窓」といいます。
3. 子供の歯に関して~歯並びのこと、どう判断するの?
「歯が重なって生えてきた」
「受け口が気になる」
でも、それでいいのか?どう判断すればいいのか?わからない・・そんなお父さんお母さんの話を良くききます。
そんな心配事は、迷わず川名部歯科医院にご相談ください。
軽く相談していただけれるだけでも結構です。
初期の相談料は無料です。
わからないで放っておいて手遅れになるほうが問題です。
なによりも、不安なままお父さんお母さんが過ごされること=お子さんにとっての不安になります。
親の気持ちは子供に伝わります。
お子さんのアゴの骨格も含めたところまでわかる「セファロ」というレントゲンが当院にはございます。
これはお子さんが将来どんな歯並びになるかの指針がわかる、とても心強い助っ人です。
ぜひ一度、ご相談くださいませ。
4. 子供の歯に関して~矯正ってどういう場合にするの?しなくちゃいけないの?
でも、実は、見た目の問題も大事ですが、他にも矯正をするとよくなることがあるのです。
矯正して良くなること4つ
1. 良く噛めるようになる
噛めないまま飲み込んでしまうことで、胃腸に負担がかかり、消化吸収がわるくなります。
2. 歯磨きがカンタンになる
それを一生やっていくとなれば、どうしても磨き残しができやすく、虫歯や歯周病になるリスクは、歯並びのいい人に比べると格段にあがります。
3. 不定愁訴(頭痛・肩こり等を含む)が起きずらくなる
4. しゃべる発音がクリアになる
歯が舌の動きを邪魔するため、うまくいえないのです。
当院には矯正専門の先生がいます。
どんな方法でどんなふうにするのか?
ざっくばらんな話が聞ける、矯正歯科の先生のインタビューをご一読いただければ幸いです。